46・50期生 保護者

「輝く小さな宝石 マリア」

我が家の子供達二人がお世話になったマリア小学校をひとことで表すならば、「愛と慈しみに溢れた小学校」ということに尽きると思います。小さな学校ならではの、ファミリーのような温かさの中で、一人一人豊かな愛情たっぷりに、導き育んでいただきました。マリア小学校の学校生活の基本には、「祈り」があります。子供達は日々、小さな手を合わせて、苦しんでいる方々のために祈り、もっと優しい自分になれるように祈り、毎日の幸せに感謝して祈ります。今思うとそれはきっと、内省と感謝と思いやりが生まれる、静かな、宝物のような時間だったことでしょう。また先生方は、子供達の本当の幸せをいつも考え、祈っていて下さいました。その祈りの心は、学校教育の全てに繋がっていたと思います。たとえば、素晴らしい平和教育。燃える運動会。保護者対象の父親・母親講座。週に何度も発行される学級通信。そして、学校でのしっかりとした学習内容にも。根底に流れるものは、誠実で真摯な、子供達への慈愛だったと思うのです。商業主義的な価値観に流されがちになる昨今、「目に見えない大切なもの」を守っていこうとすることは、とても難しく勇気のいることです。マリア小学校は、それをしていこうとする気概のある、小さくてもキラリと光る、美しい学校でした。子供達は人生の根幹を創る時期に、親である私達は子育てに迷う時期に、この素敵な学校に出会えた幸運を思います。親子でお導きいただきましたことに、心深く感謝しています。

55期生 卒業生

「総合の時間」

僕はショックだった。カイコ蛾には口がない。カイコは、繭を作らせるために人間が造り出した家畜昆虫だからだ。高価な絹の原料になる繭を作った後の成虫は、卵を産む能力だけを持っていれば良く、餌など食べる必要はないということなのだ。僕たちは1年生の時、「総合の時間」でカイコを飼った。カイコは、卵から毛蚕(けご)になり、桑の葉を食べて成長する。僕たちは、脱皮をしながらカイコが大きくなって行く姿や、繭を作る様子を観察した。糸を吐き始めたカイコを小さな団扇(うちわ)の骨組みに這わせて、絹糸の団扇を作ったり、出来上がった繭で人形を作ったりもした。しかし僕には、さなぎから出て来た成虫のカイコ蛾に口のないことが一番の驚きだった。その時は、まだ低学年だったので、そんな「家畜」を造ってしまう人間の知恵や残酷さのようなことはあまり考えず、ただ単純に、「生き物には不思議なものがいるものだ」と心底驚いた。それ以来、僕は生き物の虜になった。その他、総合の時間には、化石の発掘、磯の生物観察、イネの栽培、ピタゴラスイッチ作りなど、色々なことをやり、どれも本当に楽しかった。もちろん毎日の勉強や宿題も多く、テレビなど見る時間もないほど忙しかったが、僕にとって聖マリア小学校の6年間は、これ以上ないほど充実した6年間だった。

46・48・50期生 保護者

聖マリア小学校の卒業生である私共の3人の子供は本当に幸せだと、心から思っています。聖マリア小学校はいつでも帰れる家庭のような小学校です。「親身になって」という言葉がありますが、まさに文字通り6年間溢れんばかりの愛情で子供たちを育んでくださいました。6歳から12歳までのこの時期に、私が本当に大切なことを見失うことなく、子育てができたのも先生方のご指導があってのことでした。3人とも塾に行くことなく受験に臨みましたが、それは授業と先生方のご指導による家庭学習で十分だったからです。少人数だからこそ全ての先生方が1年生の時からその成長を見守ってくださり、ひとりひとりの個性を尊重し、その子に合った学習を6年かけて積み上げてくださいました。家族とともに食事をし、おしゃべりをする、そんな何気ない時間が子供にとってどれほど大切なものであるか、マリアの子供たちはそれが可能でした。今思えば、そんな日々の中で家族の絆もできたのではないかと思います。在校中、私は幾度となく「先生方はいつ休んでいらっしゃるのだろう。」と思いました。それほど子供たちのために惜しみなくご尽力くださいました。この6年間で、思いやりの心、感謝する心、他者を認める心、そして学習の習慣、その後の成長に不可欠なものを育んでくださった聖マリア小学校に深く感謝しております。

46期生 卒業生

聖マリア小学校を卒業して10年が経った今でも、私はマリアをホームのように感じています。このように感じることが出来るのは、まさに私という人間の基盤があの6年間で、あの小さな学校において形成されたと考えているからです。今考えれば本当に多くのことが他の多くの小学校とは違っていました。6年間毎日出る大量の宿題、1週間に1回の遊びという授業、毎日2回のお祈りや月1回のミサ、海岸でのマラソン大会など、あげればきりがないほどマリアならではの経験をしました。その中でも特に6年間同じクラスで学校生活を送るということはマリアの大きな特徴であり、私はここで一生の友人と思える友人を得ることが出来ました。小学校時代の友人といまだに頻繁に会い、お互いの仕事の話や恋愛の話をしている人はそう多くはないと思いますが、マリアの卒業生の中ではよくあることです。また、卒業してから一番強く感じたことは、6年間多くの先生方に本当に温かく見守られ、のびのびと学校生活を送ることができていたんだなということです。もちろん怒られた記憶もたくさんあります。しかし、常に正面から向き合ってくださった先生方には勉強以外の大切なことをたくさん教えて頂き、それが今でも私という人間を支えているものになっています。マリアを選んでくれた両親、そしてお世話になった先生方には本当に深く感謝しています。また私自身マリアの卒業生であることに心から誇りを持っています。

51・56期生 保護者

「親の私を導いてくださったこと」

今年、高校3年になった息子を小学校に入学させようとしていた頃、私はとても不安でした。インターネット、携帯電話、凶悪事件、ゆとり教育、偏差値社会、我が子が出ていく社会は不安材料だらけに思えました。しかし、何よりも不安だったのは、目に見える分かりやすいもの、点数や順位、出来る出来無いで他の子と比べ評価してしまう私自身の心でした。大きな負担を子供にかけていたように思います。その心を折に触れ、修正、導いてくださったのが神父様、校長先生をはじめ先生方の言葉でした。子供を通わせて学ばせていただきながら、それ以上に、親である私を導いてくださったのです。また、幸運だったのは、上の子と下の子が5歳違いだったことで、11年間マリア小学校に保護者として通い続けることが出来ました。小学校に6年間通う子供より長かったのです。この11年間は私にとって本当に豊かなものとなりました。他の子と比べ、社会の価値観に合った規格内の人間に育てることが子供の幸せではなく、どんな心を持ち、更に膨らませていけるかが大切ではないかと思っております。「どんな心を持ち」の土台を充分に育んでいただきました。そして、これからの出会い、ご縁のなかで、更に膨らませていく事を願っております。高校3年の息子、中学1年の娘、成績優秀な子でも、人より何か抜きん出て得意なことがある子でもありません。でも、ふたりの心根が私はとても好きなのです。ありのままの子供を認め、愛おしく思えることに気付かせてくださったマリア小学校の先生方に大変感謝しております。11年間ありがとうございました。

50・52期生 保護者

聖マリア小学校のもっともよいところは先生方です。マリアの先生方は本当に献身的に子供たちのことを考え、子供たちのために自分たちの時間を削ってまで行動してくださいました。前日に雨の降った運動会当日の朝は、まだ薄暗いうちからグラウンド整備をしてくださる先生方の姿がありました。毎日出るたくさんの宿題も、やる方も大変でしたが、出す方はもっと大変だったと思います。キリスト教の教えに根ざした『自分がしてもらいたいと思うことを他の人にしなさい』、『人はよいことをするために生まれてきたのですよ』という教えは、まさに先生方の実践によって子供たちの心に深く染み入り、今後の人生を送る上での礎となったと思います。また折々に開かれるキリスト教講座は日々の生活の中で忘れてしまいがちな、子供たちをありのままの姿で愛する姿勢の大切さを思い出させてくれる貴重な機会でした。聖マリア小学校に子供たちをいれたことで、親も子もともに成長することができ、心より感謝しております。

36期生 卒業生

子供だった私が、何によって成長してきたのか。そのことを考えるときに、聖マリア小学校のことを思わずにはいられません。立派な施設、有効な教材、分かりやすいメソッド、教育に必要と思われるものは様々ですが、一番大切なことは先生の本気度だと思います。時にやさしく、時にきびしく、私に接してくださった先生方はどなたも常に本気でした。子供は大人の世界のことは分かりません。しかし、相手が本気かどうかは一瞬にして分かってしまうものだと思います。子供が大人の本気度を見抜く直感は鋭いものです。ちょっとでもいい加減な対応をすれば、すぐに信頼関係は崩れてしまうでしょう。聖マリア小学校の先生方は、いつでもまっすぐに本気で子供に接してくださいました。人の本気に触れた経験が、結局は一瞬一瞬を大切に生きる人間へと成長させてくれるのだと思います。一人一人をかけがえのない個性として大切にし、その未来にあらゆる可能性を信じる。言葉では簡単ですが、これを毎日心がけることは大変です。子供の将来を考えるとき、進学や就職、あらゆる現実的な悩みがつきまとうものですが、教育を通して子供に贈ることができる最大のプレゼントは大人が常に本気であることに尽きると思います。真剣に子供にぶつかっていく勇気と覚悟を持った先生がいらっしゃる聖マリア小学校での6年間は、私という人間を振り返るときに大切なひとときとして思い出されます。






新着情報

2017.6.24
第2回学校説明会(9月9日)の情報を更新しました。